初診③ー髄液検査と驚きのお会計

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多発性筋炎確定まで

いよいよ髄液検査をするため案内された部屋に入ると、さっきとは違う今時の若者風の明らかに20代の年下の男の先生が現れる。

その先生から研修医の○○です、と自己紹介された。

え?研修医?私今からものすごく痛いといわれる検査するんじゃ??
なんかめっちゃ不安・・・・・・・・。

と思ってしまったよ。世の中の研修医の皆さんごめんなさい。

その研修医さん曰く、
「うまく針がささる重要なポイントは姿勢です。きれいに背中を丸められれば、麻酔を打ちますし、そんなに痛くないですよ」とのこと。

まさかのまさか、今日病院へ来てこんな検査まですることになるなんてと思いながら、少しでも痛くならないように必死で背中を丸める。
何か所か麻酔を打つ。
自分の背後で何も見えなくて怖さ倍増。

「では針挿しますね」一生懸命背中を丸める。

確かに想像よりも痛くないような。

でも細い針で刺されているというより、もっと太いなにかがゴリゴリ突き進むような感じで、怖さと不安からだんだん痛くなってくる。

ある程度進んでから針が進まなくなる。

わりと力をかけているのか押されるたびにキーンと痛い。

一生懸命を背中を丸めているが、お腹が攣って、背中を丸めているのもツライ。

「もっと背中丸めてください」

いやいや丸めようにもお腹攣って痛くて思うように丸められないし。

あーー、何かを刺しこまれてる感すごい!
痛い!!!!!
押されるたびに痛い!!!

「痛いです」
「もっと丸めてください」
「お腹攣って丸められません。痛いです。」

そしてどうにもこうにも針が進まず、診察してくれていた先生と交代。

体勢を直され、私が痛いと思わせる間もなくゴリゴリを針を突き進めていっている感。

てか私が痛かろうがなんだろうが関係ないです感。

ああああああぁぁぁぁ!!!!!!
なんだかもうよく分からないけど痛いぃぃ!!!

と思っている間に検査終了。
すぐに検査にかけるので、結果が出るまでこのまま安静にしていてください、と先生たち退室。

私は検査の痛みより、その後30分ほどの痛みのほうが激痛だった。
うなりたくなるくらい痛かった。

ちなみに事前説明にあった立っているときの頭痛も4日ほど続いた。

40分ほど待ったのか、先生登場。
「検査結果は異常値ではありませんでした。でもギランバレーでも数値に出ないこともあるし、ギランバレーの亜種のような状態だと思います。入院して治療したほうがいいと思うけど、一番ひどかったときよりも悪くなっていないようなので、このまま様子を見てみるということもできなくもないです。」

そ、そんな。
結果は異常なしでよかったとして、私の腕は確実に症状が出ているし、もし神経の病気だとしたら早く治療したほうがいいんじゃないの??

母が先生に私の状況を聞き、先生が私の症状や入院した場合の治療について説明する。
腕の異常だけではなくて、実際に私の足に先生が手で負荷をかけ、私の足が全くそれに耐えられないことを見せる。
自分としてはあまりピンときていなかったけれど、やっぱり異常が出ているらしい。

うううん。

「先生が私と同じ境遇になったら入院しますか?」
「絶対に入院するね。」

それを聞いて、母と顔を見合わせた。

はい!入院決定!!

「入院します。ただ、明日からとても楽しみにしていることがあるので、5日からの入院はできますか?」
「何があるの?」
「福岡でコンサートです」
「大丈夫ですよ。じゃあ5日から入院で。看護師から説明を受けてください」

その頃には父も病院へ来ていた。説明を受けて、入院の受付へ行って、会社へ電話して、会計を済ませて、時間は16時過ぎ。

会計は驚きの金額だった。

整形外科+初診選定料11,530円、神経内科22,740円、合わせて34,270円!

高っ!!!!!!!!!!

しかもこの日はもう会計ができず、入院日の清算となった。

それにしても朝9時には病院へ来ていたのに、まさかこんな時間になるとは・・・。
まさか入院することになるとは・・・。

会社へ入院させてくださいと電話をすると、心配ないですよ、しっかり治してください、と言われた。

待ってる間に病院併設のコンビニで飲み物とグミと小さなお菓子を買って食べただけで、病院を出るときにどっと空腹感に襲われた。

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