抗体は陰性なのに陰気な通院日

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通院の記録
診察日

プレドニンを卒業してから2ヶ月おきになっていた通院日だったけど、先月シェーグレン症候群の抗体を調べてもらって、新しい薬も追加になったので1ヶ月ぶりの多発性筋炎の通院日。

14時予約。
今日は用事のあとに病院というコースだったので、いつもより少し早い13時51分に受付完了。

待合に腰掛け、自分の受付番号を確認し、さて本でも読もうかなとバッグから本を取り出そうとしたら、自分の番号が表示された。

びっくり。
先月もほとんど待ち時間なかったけど、今回は予約時間よりも早い。

診察室に入ると、「調子はどうですか~?」と主治医。
「まぁ元気です。」
「元気なら良かったね。」

「ハハハ」
今日は診察室のパソコンで研修医っぽい女医さんが何かしていて、そこで皆でひと笑い。

「シェーグレンの抗体は陰性でしたよ。言いましたっけ?」
「いえ、聞いてないです。」

陰性だったのか。

「陰性だからって必ずしもシェーグレンではないということではないんですけど、抗核抗体も40倍なので、膠原病っぽくはないです。」
「はい。」

血液検査  膠原病

この1ヶ月、以前ほどの乾燥はなくて、鼻が痛いということはなくなっていた。

数値上は何も異常がなかったので、ひとまずこの乾燥感はこれで終了である。

先月から引き続き、左腕の違和感が続いているので左腕の筋力チェック。
悪くなっているということは無さそう。

「声はどうしたの?」
「声が掠れるというか、なんか出ないんですよ。」
私はもともとハスキーボイスで、初めてしゃべる人にはよく「風邪ですか?」と聞かれてしまう。
そのハスキーボイスがさらに掠れていて、あまり声になっていないような感じだ。
先月の診察のときも聞かれたので、2ヶ月くらいは声が掠れている。

「もしかして、筋炎で喉の筋力が落ちて喋りにくくなってるのかな?なんて思ったりしてます。」
「まぁ、筋炎で喉の筋力落ちることはあるけど、血液検査でも悪くはなってないから、悪くはないと思いますよ。」と先生。

かかと痛でかかとにロキソニンテープを貼ると痛みが和らぐので、ロキソニンテープを出してもらった。

体調も血液検査も問題なしなので、次回の診察日も2ヶ月後。

驚くべき早さで本日の診察は終了。

びっくりするくらい早く終わって浮かれ気味だったのに、薬局で40分待ちを宣告され、やっぱ待つよね~~と妙な納得感を得ながら待つ。

薬を受け取るときに、薬剤師さんが体調はどんな感じか聞き、簡単に薬の説明をしてくれる。
薬剤師さんももう何度も顔を合わせているので、話しやすくなってくる。
頻発気味な頭痛や、鼻が乾くのは何か薬の副作用もあるかもしれないと思っていたので、そのことを聞いてみる。

薬の辞典のようなものを引きながら、頭痛はベルソムラ20mgで出ることもあるかもしれない、鼻が乾くような感じはその場では調べきれなかった。

今日、シェーグレン症候群の検査結果を聞くことにものすごく大きな不安を感じているわけではなかった。
けど前日は少しソワソワしてしまって、今日もやはり少しナーバスだったのかもしれない。
午前中、父との仕事で私はいつにも増してとても嫌な態度で、そんな自分がものすごく情けなくて仕方なかった。

家族とも明るく楽しく接しようと思っているのに、どうしても自分の卑屈な部分を直せずに嫌な言い方をしたり、会話すること避けてしまう。
過去を克服して、今を良くする方向へ向けない自分に嫌気が差してしまう。

私の多発性筋炎自体はたいしたことがないのに、たいしたことがないにも関わらず、難病になってしまったという現実が私の劣等感をさらに強め、その劣等感がいつもいつも頭の中をよぎっている。

もしシェーグレン症候群が陽性だったら、病気が病気を呼ぶ人生になるのかなぁなんてぼんやり考えていた。
独身子供無しで自分自身のことだけなので、そんな人生でもまぁしょうがないと思えるなぁなんて考えていた。

私は自分の人生が、35歳目前で病気になるなんて全く思っていなかったし、その病気が全くの些細なことだと思えるメンタルに未だになれなくて、病気になってしまったということに支配されている。

明日からは頭の中をパッと切り替えて、うきうきハツラツとした自分を思い出して実践していかなかれば。
今日はなんだか情緒不安定になってしまった。
そんな日もあるさ、と自分で自分を慰めて浮上していく。

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