いよいよマンモトーム生検の日。
生検は検査で行った施設とはまた別の施設で、こちらはまさに病院!という感じ。
本当は家族の付き添いがあったほうがよかったのだけど、弱気なところを親に見せるのがとても苦手な私はそんなこと頼めるはずもなく一人で病院へ行く。
麻酔の影響で帰りは車を運転できないのは聞いていたので、行きはバス、帰りは終わるだいたいの時間を伝えて迎えをお願いした。
予約はしていたものの、時間がズレこんでしまっていると看護師さんから言われる。
まぁ病院だし、待つのは仕方なし。
正直、今から受ける検査とその後のことを考えると、ここで1時間くらい待たされるのはたいしたことじゃない感じ。
待ってる間に周りの様子を見ていると、待合いは一人で来ている方がほとんどいなくて、たいていどちらかが患者さんで、どちらかが付き添いの方、というパターンが多い。
乳がんであまりにも有名な病院で、付添いの旦那さんも多い。
私よりも少し年上くらいか、抗がん剤治療で髪がなく帽子をかぶり、車いすを母親らしき女性に押されている方がいて、人生ってどうなるか分からないし、まさに今、自分の人生がどうなるかということをはっきりさせるんだなと思った。
2時間くらい待ったのか、いよいよ呼ばれる。
検査着に着替えて、検査室の前の長椅子で待つ。
検査は横伏せになるタイプ。
私は左乳腺を調べるので右半身が下。
準備が整い、いよいよマンモトーム生検が始まる!
麻酔を打たれる。
ひいいええぇぇぇ!!!!
って、痛かったかなぁ。
忘れちゃった!笑
ものすごく痛かったら、あの時はものすごく痛かったと覚えてるはず。
でも痛かった記憶がおぼろげだから、ものすごく痛かったのではないのような。
ネットの海で見てきた情報では、ものすごく痛い情報が多くて、検査中とてもとても不安だったことは覚えてる。
不安で不安でたまらなかったけど、麻酔をかけるとき、生検の機械が入るとき、看護師さんがずっと手を握ってくれていた。
私は看護師さんが手を握ってくれていたことが本当に心強くて、人はこういうことで不安をやわらげることができるのだと強く感じた。
本当に本当に心強かった。
検査中、暖かい液体がずっと胸を流れてていて、マンモで固定されていて見動きとれないから何か分からないけど、もしかしたらこれって血なのかなと思っていた。
検査が終わって自分の胸元を見たら血みどろだった。
「あ、見ないほうがいいですよ」
と先生に言われる前に血みどろを見てしまった。
検査が終わったあとは、別室のベッドでしばらく安静に。
私はその安静中、眠っていたような記憶。
一日貼っておいてくださいというものと、何日か貼っておいてくださいと言われたものがあったような。
会計は24,300円也。

ひ~!
なんとなく分かっていはたけど高っ!
マンモトーム生検は保険点数としては手術料になっているのから、保険の種類では日帰り手術に該当して保険がおりることもありそう。
私が入っている医療保険はマンモトーム生検は対象外だった。
どのタイミングで母に迎えを頼んだのか、あまり覚えてない。
でも、検査を受けた病院はあまりにも有名だし、4年前に石灰化の検査を受けてるし、
私は不機嫌に「ガンかもしれないから」と言い、これ以上何も聞かないでオーラを全開にして家に帰った。