マンモトーム生検体験記②-集簇性の石灰化

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多発性筋炎確定まで 病気いろいろ

予約していた乳腺科で検査。
風邪で診察に行くということとはまるで違って、何か大きな病気かもしれないという不安な気持ちで病院へ行くことは、同じ病院へ行くという行動でも気持ちが全く違う。

私は4年前の石灰化の検診以外に今まで大きな病気もケガもなく、自分は健康体だ、という体で生きてきた。

きっと今回の検査も何もないだろうという思いと、もしかしたら最悪なパターンかもしれない、という思いで揺れていたが、何もない、きっと取り越し苦労だという気持ちの方がちょっと強かったように思う。
私はこれまで大きな病気をしたこともないし、身内にガンがいない。
なんだかんだと自分の強運を信じている部分がある。

検査はマンモグラフィ、エコー。
その後、診察。
診察室に入り椅子に腰掛けると、すぐさま先生が
「石が増えているので、生検をしましょう」とのこと。

え?

「はっきりさせた方がいいでしょう?」
「あ・・、そうですね、はっきりした方がすっきりします。」
「診察室を出たところで看護師さんから説明を聞いてください」

それ以外に先生が何を話したのかはあまり覚えてない。

小林麻央ちゃんのニュースで、きっと世の中の女性は乳がんにとても敏感だったと思う。
私は小林麻央ちゃんと同い年。
同い年という親近感がとても強くて、もしかしたら敏感というより過敏だったのかもしれない。

心拍数が上がるような、汗が噴き出てくるような感覚があって、診察室を出る。

看護師さんから説明ブースのようなところへ呼ばれ、検査の説明を受けた。
マンモトーム生検という検査を受けるらしい。

説明を受けるときに、もしかしたらガンかもしれないのだという不安で泣きそうになった。

きっとこの病院の看護師さんはこんなシチュエーションには百戦錬磨の方ばかりなのであろう。
私が一人で泣きそうになっているのを完全に勘付いていて、具体的に何か励ます言葉をかけられたわけではなかったような気がするけど、そっと心に寄り添ってくれたような感じがした。

そしてマンモトーム生検の予約、検査結果の説明日の予約。

生検後はできたら家族の迎え、検索結果は家族も一緒に来てくださいと言われた。
私はとても親にこんなことは言えないと思って、
「家族も一緒じゃなきゃダメなんですか?」と聞くと、
「検査結果次第では動揺することもあるので・・・」と、なるべく家族と来てほしいと言われた。

あぁ、そいういう検査なのかぁ・・・。

マンモトーム生検まで1週間。

貰ってきたマンモトーム生検のパンフレット片手にネットで調べまくる。
看護師さんが持っていた私のカルテに書かれていた「集簇性」の文字がひっかかって仕方ない。

生検自体も未知だし・・・・。

不安で不安でしかたのない1週間は長くもあっという間に過ぎる。

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